脳天大神龍王院は金峯山寺の塔頭(たっちゅう)の一つで「吉野の脳天さん」として信仰されています。
祀られている脳天大神は、金峯山寺初代管長の故 五條覚澄大僧正が、修業の場所を探している時に頭を割られた蛇を見つけ、丁重に経分を唱えられて葬ったのがはじまりです。
この蛇は、金峯山寺の御本尊である蔵王権現の変化身と言われています。
首から上を守護してくれる守り神として、頭の病気の平癒はもとより入試合格や学力向上に霊験あらたかです。
何といってもそのものずばりの「脳天」ですからね。めちゃくちゃ効きそうです。
受験シーズンには、知る人ぞ知る強力な合格祈願スポットとして、多くの受験生が訪れます。
そんな吉野の脳天さんに、2月中旬の平日に参拝してきました。
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吉野の脳天さんへは金峯山寺から450段の階段を下ります
「吉野の脳天さん」こと脳天大神龍王院へは、金峯山寺蔵王堂の向かって左側から450段の階段を下っていきます。
金峯山寺からは方角でいうと西へ進むことになります。
なお、桜の季節にここから眺める御所桜は絶景ですよ。
吉野朝宮跡です。
ここから450段の階段を下っていきます。下ることも修行です。
どんどん階段を下ります。
さらに階段を下ります。
最後の階段の下りです。
前方に脳天大神龍王院が見えてきました。
朱色の太鼓橋を渡ると、脳天大神龍王院はすぐそこです。
脳天大神龍王院は清流の横にひっそりとたたずんでいます。
吉野の脳天さんこと脳天大神龍王院に到着しました。
鳥居をくぐると、合格祈願の絵馬がずらりと掛けられています。
こちらが社務所になります。
合格祈願の案内です。入学試験特別祈祷として、1月15日から2月末まで、毎日、護摩祈祷が行われます。
今回、金峯山寺から450段の階段を下って、脳天大神龍王院に参拝しましたが、こちらへは直接車でも行くことができるんですね。
通常、吉野山へ車で行く場合は、吉野大橋を渡り吉野神宮の横を通って下千本駐車場(吉野山観光駐車場)方面へ向かいます。
そして、駐車場に車を停めて歩いていくか、さらに車で進んで黒門をくぐり吉野山に入りますが、脳天大神龍王院に直接車で行く場合は、吉野大橋を渡り最初の信号を右折します。
そのあたりから、「脳天大神」への標識もありますので、以降はその標識通りに進んでいってください。
ただ、途中から道がとても狭くなります。大型車はとても無理です。
私自身、普通の車で行きましたが、
「お願いだから、このタイミングで対向車はこないでくれ~」
と祈るような場所を通っていきます。
まぁ、私自身も数回ありましたし、実際に対向車とかちあっても何とかなるものですが、狭い道に慣れてない人にはあまりオススメしません。バイクとか軽自動車ならいいんですけどね。
ただ、駐車場はそこそこ広いです。数十台は停めれます。多分、特別な行事が無い限りは土日でも満車になることは無いと思います。
基本的に、脳天大神龍王院への参拝は、今回の私のように金峯山寺に参ってから階段を下って行くのをオススメします。
あの450段の階段を、下ってさらに上るというのが参拝の一環だと思いますしね。
脳天大神龍王院(のうてんおおかみりゅうおういん)
脳天大神龍王院の詳細情報
所在地 | 〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山2482 |
TEL | 0746-32-4880 |
FAX | 0746-32-8850 |
参拝時間 | 午前6時~午後5時 (11月~2月は午後4時30分まで) |
アクセス | ロープウェイ「吉野山駅」徒歩約25分 |
駐車場 | 有り 脳天神社・第一無料駐車場 (下記グーグルマップ参照) |
H.P | 脳天大神 龍王院 |