個人差はありますが30代半ばぐらいから何らかの老化を感じ始める人が多いようです。
ここで何か対策をするのと、そのまま何もしないのでは10年後20年後に大きな違いになるのは言うまでもありません。
そして、この老化を引き起こす原因は様々なものがありますが、その中でも大きな原因の一つとして「活性酸素」が上げられます。
この活性酸素はあなたの体の細胞を酸化させるんですね。
体の細胞が酸化するということは、ようするに体が「さびる」ということです。
誰であっても体がさびるなんて嫌に決まってます。ですが、活性酸素の発生自体を止めることはあなたが生きている限り物理的に不可能です。
そして、あなたがまだ若いのなら、この活性酸素を取り除いてくれる酵素がみなぎっているのですが、年齢とともにこの酵素は減ってきます。
しかしながら、酸化を防ぐ「抗酸化作用」がある食べ物を摂ることにより活性酸素の発生を抑えることができるんですね。
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抗酸化作用がある食べ物を取って活性酸素を除去しよう
まず、基本的にバランスの良い食事が大切です。
5大栄養素である、
- タンパク質
- 炭水化物(糖質)
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
をバランスよく摂りましょう。
そして、ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物は特に不足しがちなので意識して多く摂ることが大切です。
その中でも、
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
を含む野菜や果物は特に抗酸化作用が強いんですね。
この3種類のビタミンは頭文字の「A」「C」「E」を取って「ACE(エース)」と呼ばれます。
ビタミンA(ベータカロテン)
ビタミンA(ベータカロテン)は、
- ニンジン
- ほうれん草
- かぼちゃ
- 春菊
- モロヘイヤ
などに多く含まれています。
特にニンジンは「カロテン」という言葉がニンジンの「carrot」からつけられたというぐらい、ベータカロテン豊富な代表的な野菜です。
なお、β(ベータ)カロテンは体内で必要なだけビタミンAに変換されます。
そして、ビタミンAは脂溶性のビタミンなんですね。なので油を使う料理の方が吸収性はアップします。
野菜炒めにするとか、サラダだとオリーブオイルやアマニオイルなどをかけるなどして食べるのがオススメです。
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ビタミンC
ビタミンCは、
- ブロッコリー
- アセロラ
- ゴーヤ
- イチゴ
- レモン・ミカンなどの柑橘類
などに多く含まれています。
ビタミンCは、水溶性のビタミンなので水に流れやすいです。そして熱にも弱いです。
ですので、水にさらすにしても時間を少なくしたり、あまり熱を加えない料理にするのがいいでしょう。
なお、煙草を吸うとビタミンCを大量に消費しますので、煙草を吸う人は、より多くのビタミンCを摂ることが必要です。
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ビタミンE
ビタミンEは、
・アーモンド
・ひまわり油
・あんこうの肝
・ウナギ
・かぼちゃ
などに多く含まれています。
ビタミンEは、若返りのビタミンとも言われ強い抗酸化作用があります。
ビタミンAと同じく脂溶性なので、できるだけ油で調理すれば吸収効果が高いです。牛乳やチーズなどの乳製品には乳脂肪があるので一緒に摂るのもいいでしょう。
なお、ビタミンEを過剰摂取すると骨粗しょう症のリスクが高くなるとも言われています。
通常の食事だけで摂り過ぎることはまずないでしょうが、サプリメントなどで摂取する場合は注意が必要です。
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ポリフェノールも積極的に摂りましょう
ポリフェノールは、ほぼ全ての植物に含まれている苦味・渋味・色素の成分です。
種類は非常に多く自然界に何千種類もあると言われています。
リンゴにはリンゴポリフェノールと言われるプロシアニジン・エピカテキン・ケルセチンなどが含まれていますし、赤ワインにはレスベラトロールなど色々な種類のポリフェノールが含まれていて適量の飲酒なら健康効果が高いと言われています。
他には、
アントシアニン
ブドウ・ブルーベリー・カシス
イソフラボン
大豆・大豆製品(豆腐・豆乳など)
カテキン
緑茶・紅茶
などありますが、他にも数千種類あるので書ききれません。
最後に
活性酸素を除去してくれる食べ物を幾つか紹介しました。
ポリフェノールにはさらにフラボノイド系と非フラボノイド系に分かれますが、とにかく種類が多いので全部覚えきれません。
基本的に野菜や果物に多く含まれているので、できるだけ色々な種類の野菜や果物をまんべんなく食べるのがいいと思います。
なお、β(ベータ)カロテンが多く含まれているニンジンやポリフェノールが多く含まれているリンゴなどは皮に栄養素が多いです。
出来る限り皮も含めて食べる方が効果が高いです。