ピーマン

ピーマンはあの青臭さや苦みから、好き嫌いが分かれる野菜です。

特に子供はピーマン嫌いが多いでしょう。ピーマンの肉詰めを作っても中身だけ食べられるんだとか。

今の若者には分からないでしょうが、1970年代には、嫌いなものとして、

「江川・ピーマン・北の海」という言葉もあったそうです。

そんな、子供には嫌われることが多いピーマンですが、様々な健康効果があります。

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ピーマンの香り成分ピラジンは血液をサラサラにする健康効果があります

子供がピーマンを嫌うのは、あの独特の青臭い香りや苦みがあるからでしょう。

しかし、その香りや苦みの成分であるピラジンには、血小板が凝集するのを抑え、血栓をできにくくするので、血液が固まるのを予防し、血液をサラサラにする働きがあります。

ですので、ピーマンには血液が詰まることにより発症する心筋梗塞や脳梗塞の予防に効果がある。ということになります。

そして、一般的に肉を食べ過ぎると、血管に対してはあまりよくない。と言われます。

そういう意味は、肉とピーマンとの料理は肉の弱みを補ってくれますね。ピーマンの肉詰めはまさにそんな料理でしょう。

なお、このピラジンはピーマンの種とワタに多く含まれています。ですので、できる限り一緒に食べる方が健康効果は高いです。ただし、苦みは多くなります。

ピーマンのビタミンCは熱に強いです

一般的に、ビタミンCは調理などで熱を加えるとその効果は半減します。しかし、ピーマンのビタミンCは熱に強いという特性があります。

それは、ピーマンのビタミンCは組織がしっかりしているということと、ピーマンに含まれるビタミンPが熱からビタミンCを守り吸収を助けてくれるからです。

なお、ピーマン100グラム中にビタミンCは約76ミリグラム含まれます。

ピーマン100グラム中のビタミン一覧
ビタミンA:33μg
ビタミンC:76mg
ビタミンE:0.8mg
ビタミンK:20μg
ビタミンB1:0.03mg
ビタミンB2:0.03mg
ビタミンB6:0.19mg
ナイアシン:0.6mg
葉酸:26μg
パントテン酸:0.3mg
ビオチン:1.6μg

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栄養価は緑ピーマンより赤ピーマンの方が多いです

ビタミンCを筆頭に各種ビタミン類が含まれるピーマンですが、実は私たちがよく目にする緑色のピーマンよりも、赤色のピーマンの方が栄養価は豊富なんです。

例えば、ビタミンAでは約7倍。ビタミンCで約2倍。ビタミンEで約5倍も赤ピーマンの方が多く含まれます。

そして赤ピーマンには、その赤色の色素カロチノイドに含まれるカプサンチンが豊富なんですね。

カプサンチンは強力な抗酸化作用を持っているので、私たちの体が活性酸素によって酸化するのを防いでくれます。

そして、善玉(HDL)コレステロールの比率を上昇させ、余分なコレステロールを回収してくれるので、老化や動脈硬化を予防してくれる健康効果があります。

また、ガンの予防にも効果があるとも言われています。

しかも、そんな栄養価だけでなく、赤ピーマンはあの緑ピーマン特有の苦みや青臭さが少ないんですね。

甘みもあって、糖度計ではかると約2倍もの甘みが赤ピーマンにはあるんです。

なお、赤ピーマンは緑ピーマンと品種が違うのではなく、緑ピーマンが成長し完熟したものが赤ピーマンなんです。

そんな良いことづくめの赤ピーマンですが、スーパーではあまり見かけませんね。

ちなみに、赤色のパプリカはよく見かけますが、別の品種です。

ピーマンは「中果種類」でパプリカは「大果種類」になります。親戚のようなものです。それぞれ、緑色も赤色もありますが、どちらも緑色が熟して赤色になります。

では、なぜ、赤ピーマンがスーパーなどで売られていないのでしょうか?

それは、赤ピーマンは収穫までの日数が緑ピーマンの約2倍もかかるんです。しかし、赤ピーマンの栄養価が高いことはあまり知られていないので、値段を2倍にするわけにはいきません。

ですので、作業コストや収入面を考えると、緑ピーマンとして出荷した方が農家としては効率がいいんですね。

最後に

中々実際に手に入れることが難しい赤ピーマンですが、家庭菜園なら熟すまで待てますよね。

家庭菜園をされている方は、ぜひ一度ピーマンを栽培し、赤ピーマンとしての収穫にチャレンジしてみてはいかがですか。

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