ビール腹

中年男性によく見られるポッコリしたお腹。ビール腹とよく言われます。

このビール腹は、皮下脂肪ではなく内臓脂肪なんですね。

一般的に、皮下脂肪は女性につきやすく、内臓脂肪は男性につきやすいと言われます。

そして、放置しておくと危険なのは男性に多い内臓脂肪なんですよ。放っておくと、様々な生活習慣病のリスクが高まります。

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そもそも内臓脂肪って何?皮下脂肪とどう違うの?

皮下脂肪は、その名の通り「皮下」にある脂肪です。体の表面部分を覆うようについています。特にお尻や太もも・下腹につきやすいです。

この皮下脂肪は、外部からの圧力や衝撃をやわらげてくれたり、体温を一定に保つ体温保持などの役割を担っています。

それに対し内臓脂肪は、腹腔の内面や胃腸などの内臓のまわりにつく脂肪です。

上っ腹がポッコリしたビール腹がありますね。まさにあれが内臓脂肪なんです。

増えすぎた内臓脂肪が胃を押し上げてポッコリさせるんです。胃を押し上げるので当然ですが、消化にもよくありません。

ちなみに、ビール腹は、

ビールをよく飲むことによって膨らんだお腹

ではなく、

ビア樽のようなお腹

というのが、元々の意味なんだそうです。

そして、このビール腹には女性はあまりなりません。なぜなら女性は、将来子供を産まなければならないので、子宮のまわりにスペースを空けておかなくてはならないからです。

ですので、脂肪は体の内部(内臓脂肪)ではなく外側(皮下脂肪)にたくわえようとします。

これは女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の働きによるものなので、閉経しエストロゲンが減少すると、女性も内臓脂肪がたまりやすくなります。

放っておくと危険!内臓脂肪は生活習慣病の原因になります

脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪がありますが、病気の原因になりやすいのは内臓脂肪です。

内臓脂肪が増えると様々な生活習慣病のリスクが高まります。

脂肪肝

肝臓に脂肪がたまる脂肪肝は、お酒を飲み過ぎる人だけのものではありません。

お酒を飲まない人でも、食べ過ぎや運動不足などにより内臓脂肪が増えると脂肪肝になります。

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このような脂肪肝を、非アルコール性脂肪肝(NASH)といって、推定の患者数が1000万人以上いると言われています。

肝臓は沈黙の臓器と言われ、自覚症状があまりないので日頃の健康診断が重要です。

脂肪肝をそのまま放っておくと、将来的に、脂肪肝炎から肝硬変、そして肝臓がんへと進んでいく可能性があります。

糖尿病

糖尿病というと太った人がなる病気。というイメージがあります。

しかし、パッと見では太ってるように見えなくて、実際に体重も標準体重だったとしても内臓脂肪が多い隠れ肥満の人は、将来的に糖尿病になるリスクがあります。

動脈硬化

いわゆる「メタボ」というのは、内臓脂肪型肥満であり、かつ、

  1. 高血糖
  2. 高血圧
  3. 脂質異常

の3つの内、2つ以上当てはまることが診断基準です。

言ってみれば、内臓脂肪型肥満であっても高血糖・高血圧・脂質異常の内、1つだけか、もしくは1つもなければメタボではないんです。

しかし、内臓脂肪型肥満の方は、今現在当てはまらなくても今後当てはまる可能性が高いです。

そして、メタボの状態になると動脈硬化になりやすいんですね。動脈硬化になると、日本人の三大死因の内のガン以外の2つ、ようするに、

  • 心疾患(心臓病)
  • 脳血管疾患

になるリスクが高まります。

痛風

内臓脂肪が増えると尿酸値が高くなることがあります。そして、尿酸値が高くなると痛風になるリスクが高まります。

内臓脂肪はつきやすいですが落ちやすいです

内臓脂肪が増加する原因は、

  • 食べ過ぎ
  • 運動不足

の二つです。

お酒の飲み過ぎが原因になることもありますが、非アルコール性脂肪肝(NASH)のようにお酒を飲まない人で内臓脂肪が増える人もいます。

お酒を飲み過ぎる人は、比較的料理も食べ過ぎる人が多いようです。

そして、内臓脂肪は皮下脂肪と違って「つきやすい」ですが、「落ちやすい」脂肪なんですね。

内臓脂肪 つきやすい 落ちやすい
皮下脂肪 つきにくい 落ちにくい

ですので、内臓脂肪は、増加する原因の逆をやれば比較的簡単に減らすことができます。

最後に

内臓脂肪であるポッコリしたビール腹をそのままにしておくと、生活習慣病のリスクが高くなるのはもちろん、ビジュアル的にも美しくありません。

ぜひ、食生活を改善し運動不足を解消して、すっきりとしたお腹にしてくださいね。

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